私はいつもきちんと御挨拶をします

こども教室with 日常訓について_その2

こども教室 日常訓の説明の一回目です。

今回は、
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私はいつもきちんと御挨拶をします。
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について説明します。

「御挨拶がきちんとできるかできないかは、子供の成長のバロメーター」と言われることがあります。

その理由として、人は社会の中の一人として生きていく必要があるからだと考えます。
挨拶することで社会への関わり方の成長度合いが判るのでしょう。

この世に生まれて、生き続けるということは、他人との関わりの中で生きるということです。
挨拶をするということは、その人と何らかの関わりの中に自分の身を置くということです。
つまり、挨拶は、自分以外の他者に対して「あなたとの関わりを積極的に進め、その中に身を置きます。」という意思表示とも考えることが出来ます。
関わりたくない人や関わりにおいて不安を抱かせる人に対する挨拶は、必然的に消極的になりがちでしょう。

人が他者との関係に身を置く時には、他者を仲間だと思う必要があります。
仲間というのは、広い意味での仲間で、社会の中においては、親、兄弟も最も身近な仲間となるでしょう。
仲間というのは、困った時に助けたり助けられたりする他者のことです。

子供たちが他者を仲間と思い人間関係に身を置きたいと思うための入り口は、親、兄弟との挨拶が大切だと考えます。
子供たちとしては、親がいつも自分にしている挨拶のように、他の人に挨拶すれば、「ああ、この人は、私と同じようにお母さんの仲間なんだな。」と判るはずです。
そのことで、子供たちは、この人も仲間であれば、自分は積極的にこの人と関係を持つことに不安を抱く必要がないと思い、家でしているように挨拶ができるということです。

家で、子供たちと挨拶しない保護者の方々が、子供に対して他者に挨拶を強要するということでは、子供たちとしては何のための挨拶なのか判らなくなることでしょう。
子供は、この人は、自分が関係を構築すべき仲間かどうかという判断を自分自信でさせられることになります。

家では、毎日、「○○ちゃん。おはよう。」「○○ちゃん。おやすみなさい。」と名前を呼んで挨拶をするようにした方がいいと思います。
自分は信頼できる仲間であることを伝え、良い親子の関係を築いて欲しいと思います。

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