目線と立場
多くの方は、受験や就職の面接試験の経験があると思います。
その時の自分の目の高さと、面接の試験官の目の高さのことを思い出してみてください。
普通は、ほぼ同じ高さのはずです。
でも、もし、面接官が一段高い位置からだったら、どう感じるでしょうか。
少し威圧感を感じるような気がしませんか。
もともと、面接官とは人間的上下関係が無いのに、上下関係が出来てしまいそうです。
ある実験では、人格や能力に関係なく仮の立場を作っただけで、怖いくらいの上下関係ができることも言われています。
こどもたちは、いつも、背が高く声の大きな大人に囲まれて生きています。
こどもたちは、それにより守られている安心があるかもしれません。
と同時に、その立場の弱さを認識していることでしょう。
難しいことですが、大人がこどもに教えようと熱が入ると、すでに上下関係でものを言ってることになりかねません。
こどもたちは、大人の目線に上がって来れません。
こどもたちと同じ目線で、遊んだり、勉強できたら素晴らしいと思います。
チョット腰や膝にひびきますが、できるだけこどもの目線にあわせてみましょう。
こどもたちは、きっとたくさんのお話をしてくれるでしょう。
保護者とスタッフは、こどもとと同じ目線と立場で、共に成長していきたいものです。