漢字をイメージとして捉える (2)
私たちが、一冊の本を最初から最後まで読み、それを理解したとします。
でも、私たちが、読んだ後にその本に出てきた漢字の書き取り試験をしたら、何点くらいとれるでしょか。点数に個人差はあるかもしれませんね。でも、100点はなかなか難しいでしょう。
私たちは、多少難しい漢字があっても本を読み進めることが出来ます。
そして、その漢字を書けなくてもです。
これは、漢字をしっかりイメージとして認識していることに他なりません。
こども教室with の生徒のみなさんは、4歳から6歳くらいです。
でも、少しづつですが、そこに向かって進んでいます。
子供たちは、クラスの中で、見たことのある漢字や読める漢字がでると、大きな声で発言してくれます。
凄いことだと思いませんか。
勿論、これから先、漢字の書き取りは大切なことで、おろそかにすることはできません。
でも、今、読める本が増え始めているのに、鉛筆をもって漢字の書き取りをする必要があるでしょうか。
子供たちには、たくさんの知識や知恵を沢山の本から得て吸収していく方が大切と思います。
本は、経験したことのない生活や社会に連れて行ってくれたり、様々な空想の世界に、誘ってくれます。
それは、子供たちにとって読書という能動的な行動から発生するため、更に強く心に響き、確かな体験として残ってくれると思います。
こども教室with の保護者の皆さんは、子供たちにとても大きなプレゼントをしていると思います。