幼児のやる気
リトミックやミュージックステップに参加している幼児たちは、どんな気持ちで参加しているのでしょうか。
いろいろな考えがあると思いますが、私は、次のように考えます。
幼児たちは、ただ、楽しいから来ていると思います。
大人は、何か行動を起こすときは、何か目的を持ち、その過程を確認して行動します。
そして、その上で、モチベーションを自分自身で上げていくと思います。
それに対して、幼児は、何か達成したい欲望や目標を持っているわけではなく、楽しいことにつながっていればいいのです。
それが唯一のモチベーションと考えます。
では、どうすれば、幼児は楽しいと思うのでしょうか。
それは、お父さん、お母さんに喜ばれることでしょう。
「100」 のうち、「99」 を失敗したとします。
普通の大人は、この 「99」 を指摘し、修正し 「99」 を減らそうとします。
幼児は、指摘されたり、怒られたりすると、これは楽しいということにつながらないと判断することになりますね。
すると、いっぺんにやる気を無くすと思いませんか。
「99」 は、忘れましょう。
ここでは、残りの 「1」 を喜んであげるようにします。
その時、「○○ちゃん偉いねえ。」ではなく、「お母さんは、嬉しい。」と言ってあげましょう。自分の行動が、自分以外の人に特に母親に喜びを与えていると感じることは、強いモチベーションになると考えます
そして、幼児は、「これは、楽しい。」と判断すると、それを 「2」 まで引き上げるよう試みるでしょう。