先生の役をやること
課題について保護者の方が書かれているコメントの中に「先生の役をやりたがる」というのがとても多くあります。
これはとても良いことだと考えます。
なぜ、こども達は、そうしたがるのでしょうか。
私はこれを喜びを伝達したがっているのではないかと考えます。
こども達は、クラスで体験し感じたことを嬉しく思い、それを伝達したいのではないかと考えます。そして、その嬉しさを一番身近な人に伝えたいのではないでしょうか。
おとうさん、おかあさんは、これを思いっきり受け止めて、喜んであげてほしいと思います。一番喜んでほしいのは、おとうさん、おかあさんだからです。
色のはみ出したぬり絵を褒めるのは容易なことではありません。
絵本の文のとおりに本を読まないのは、大人にはなかなか
許せるものではありません。
でも、こども達はその部分の先生役をやろうとします。
きっと、大人の常識では発見できない喜びをその中に見つけているのでしょう。
それは、次のステップのための踏み台に登っているのかもしれません。
そうです。
それ発見できない人(私を含め
たすべての大人)は、理屈抜きでこどもと一緒に喜びましょう。
こどもが先生役で、おかあさんが生徒役をするとこどもが何に喜んでいるか発見できるかもしれませんし、また、もっと別の発見もあるかもしれません。
大人にとっては、そういう共感の発見と勉強なのかもしれませんね。