間違えた時にどう声をかけますか

こども教室with の保護者の方々は、毎日一生懸命子供たちと向き合っていることと思います。
子供たちは、上手くできたり、そうではなかったり、怒ったり、ひょっとすると泣いたりしているかも知れません。
お母さん方も、楽しかったり、イライラしたり、ビックリしたりの毎日だと思います。
そんな中で、お母さん方は、子供たちが上手くできた時には、褒めるよりも子供たちにお母さんは嬉しいという気持ち、感謝する気持ちを伝えるようにしたらよいということは、「褒めるは上下関係」でも書きました。

では、子供たちが上手くできなかったときは、どのように声を掛けたらいいでしょうか。
例えば、アイマスクをしている子供にコーデルの音をきかせてあげて、色で答える音当てをするとします。お母さんが「青」を吹いたのに、「赤!」と答えたとします。
事実を正確に伝えるのだとしたら、「違う」とか「はずれ」とか言うことになるでしょう。
でも、これだと子供たちのやる気を損ねるかもしれません。
子供たちでも「違う」とか言われたくないと思います。
「聞こうとした気持ち」と「答える勇気」まで否定されているような感じはしませんか。
その後、何とかその日の音当てを終えても、次の日は、「違う」と言われたくないので、「やらない」とも言いかねません。すると、今度はお母さんが窮地に陥りますね。
私であれば、「おしいなあ」と言ってあげます。
この言葉には、「頑張って答えるところまで行ったね」という称える意味と「もうちょっとだよ。」という励ましが入っていると思います。

会話としては、
  子供:「赤!」
お母さん:「おしい。」
  子供:「黄色!」
お母さん:「おしい。」
  子供:「青!」
お母さん:「やったー。おかあさん嬉しい。」
となるでしょうか。

大人としては、何がおしいかよくわからないという理屈になりますが、こうすれば、次の日もコーデルの音当てが出来るのではないでしょうか。
とにかく、子供たちには何度も繰り返し聞いてもらうようにすることが大切です。
そうしないと、子供たちの耳は育たないと思うのです。

「青」を吹いて「赤」と答えるのは、隣の音だから、「おしい」で合っているのかもしれませんが。(笑)

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間違えた時にどう声をかけますか” に対して2件のコメントがあります。

  1. 玉崎 より:

    この子供軸での捉え方、素敵です。参考にさせていただきました。

  2. Junichi ishii より:

    参考になれば幸いです。私も日々実践できるよう頑張っていますが、なかなかです。
    ありがとうございます。

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